物質化学工学科



測りたいもの・分けたいものはなんですか

准教授 遠藤 昌敏

〔経歴〕
山形大学大学院修了,wake forest univ.留学,工学博士(東北大学)
〔趣味〕
スポーツ全般,読書
スタッフ
准教授   遠藤 昌敏
専門分野
分析化学
研究キーワード
化学物質のモニタリング装置開発,有害物質の分離・除去,色彩計測,化学センサー,簡易分析,反応速度分析,環境計測

研究概要およびテーマ

私たちの身の回りや工場の生産現場等で、ある対象(環境,飲食物,生体,材料など)の中に必要なもの(or 不要なもの)がどれだけ含まれているか「はかる」ことはとても重要です。 研究室では、このはかり方(分析方法)と分析装置に関して、物質と物質あるいは物質とエネルギーの相互作用,感度、選択性、簡便性、迅速性、コスト、環境負荷、連続モニタリングなどの点を念頭に置いて、 研究および開発を行っています。また、物質の分離技術について基礎的な反応から応用研究へと展開し、有害物質の除去、有用物質の回収、各種分離分析法の設計・開発なども行っています。得られた成果は、 環境計測現場分析に適用し,その有用性についても評価しています。

・高感度計測法の開発

超純水用TOC計の開発
ppt〜ppbレベルの有機物モニタリング

触媒反応を用いる計測法
化学増幅反応の応用



・簡易計測法の開発

色を用いる分析法
廃棄物リサイクル支援

化学センサー
燃料電池型検出器の開発



・物質分離に関する研究

イオン交換・溶媒抽出
色彩色差計測法と試験紙分析

電気泳動・クロマトグラフィー
フローフィールド制御